動物好きのながべ&Geneがオススメする台湾マンガとは、アイデアの生み出し方も語る(イベントレポート)_twitch パートナー
大きなサイズで見る(全9件)
今回のトークショーは、台湾東京・ジュンク堂書店池袋本店、生みブックファースト新宿店、出し埼玉・明文堂書店TSUTAYAレイクタウンで開催中のイベント「たっぷり台湾!語るtwitch パートナーコミックマルシェ」の一環として行われたもの。動物「たっぷり台湾!コミックマルシェ」では台湾のマンガやグルメが楽しめるほか、Gene、HOM(ホーム)、筆頭(ペンポイント)がイベントのために描き下ろしたイラストなどが展示される。またダ・ヴィンチWebでは11月30日までの期間、特集ページを展開中だ。
「とつくにの少女」や獣人を主人公に据えたボーイズラブ作品「モノトーン・ブルー」「EAT」を手がけるながべと、元警察官と犬が織りなすハートフルコメディ「いぬとおまわりさん」を日・台同時連載しているGene。“多言語台湾漫画サイト”「Taiwan Comic City」の中で気になる作品を問われると、GeneはPETER MANN(ピーター・マン)「動物だらけの出版社に就職したニンゲンちゃん」を挙げ、「私は動物が大好きなんですが、ながべ先生も絶対動物が大好きだろうと思っていて。2人のファンであれば皆さんもそうなはず。こちらの作品にはたくさんの動物たちが出ているので、オススメしたいです」と述べる。それを聞いたながべは「お察しの通り、僕も好きだなと思いました」と返しながら、「動物をわかっている人が描いている目をしていて、それだけでも信憑性が高いと感じましたし、見た目だけではなく人間のちょっとした会話に生まれる違和感……自然だけど不気味に見える絶妙なバランスがこの作品には取り込まれていて好きですね。僕の作品にも親和性があると思ったので、そういう意味でもオススメです」とその理由について説明した。
2人とも絵がうまいが、どうやって洗練させたのかと尋ねられるとGeneは、「実は(元々マンガの)絵が専門ではなくて、連載が始まって描きながら成長して今の絵があると思っています。もし1つでも絵を気にいっていただけたなら、それはもう本当にありがたいです」と話す。ながべは「絵を描くのが好きで、SNSのほうには趣味の絵を載せているんですけど、僕の場合は無理のない範囲で気になったことや動物を絵という形で残せたらいいなと思っていて。結局絵って、自分が万全な状態でないと描けないことが多いと思うので、いっぱい寝てご飯を食べて『あ、今日健康だ』ってなったときに描くとすごく調子がいいんですよ。メンタルの部分は切り離せないと思っています」と答えた。
続いて、キャラクターをカッコよく、かわいく描くために工夫していることは何かという質問が飛ぶ。Geneは「キャラクターのかわいさは表面的なものではなく、もっと深層的なものであると考えています。キャラクターのやり取りを自分でイメージして描いてみて、自然な流れになるほうを選んでいます」と返答。ながべは「シルエットを大事に、黒抜きでキャラクターを描く」と言い、「シルエットが特徴的であれば、どんなにポーズが崩れてもキャラクターの見た目って大きく変化しないのかなと思っていて。そこにカッコいい、かわいい要素を足したいとなったときに、カッコいいって服装のことなのか、それとも目の大きさのことなのか。どんどん解析していって、シルエットの内部に足していくというやり方をしています」と、絵へのアプローチを明かした。
作品を描くためのアイデアは一体どう生み出されているのか。そう聞かれたGeneは「基本的に日常生活から取り入れています。台湾では『疲れすぎて犬みたい』という言葉があるんですが、それを聞いて『いや、台湾の犬のほうがよっぽど人間より疲れていない』と思ったんですね。その発想から、どれだけ楽な生活を送っているかを描きたいとなり『いぬとおまわりさん』は生まれました」と、作品の裏話に触れる。ながべは「動物の写真集や図鑑、生態が書いてある本を読んだり、ネットサーフィンしてよさげな写真を探したりして、動物の特殊な生態の意味について考えます。たとえば猫は青色がよく見えるけど、ほかの色は見えにくい。そういった面白いと思ったものをネタとしてストックしていて、思いついたアイデアとストックしていたネタを組み合わせてマンガにするということをよくやっていますね」と、「モノトーン・ブルー」の誕生にまつわる話を語った。
今後の展開について尋ねられるとGeneは、「『いぬとおまわりさん』は、初めて日本の出版社と一緒に作り出した作品。無事連載が終わることと単行本の発行を楽しみにしています」と笑顔。ながべは「こういったイベントに招待していただいたり、マンガを描かせていただいているのはリブレさんのおかげだったりするので、ぜひまた新しいBL作品を描きたいなと試行中です。折角ならいろんなことをやりたいので、台湾に旅行に行くなど、アイデアを吸収して作品に活かせたら。ご期待ください」と新作への意欲を見せた。
イベントの後半では、来場者からの質問コーナーを展開。影響を受けた作家・アーティストについて問われると、日本のマンガに育てられたというGeneは、「たくさんいるんですけど、(
最後には、Gene、ながべがトークショーのために描き下ろした色紙を来場者に抽選でにプレゼント。Geneの色紙には「いぬとおまわりさん」に登場する桃と店長、ながべの色紙には「2人が美味しいものを食べていたらうれしい」という思いから描いたという、「モノトーン・ブルー」のアオイとハチの姿が収められた。色紙はそれぞれ当選者に手渡しで贈呈され、イベントは盛況な中幕を閉じた。
相关文章
差別される日々を送る少年が世界の秘密を知り、革命を始めるダークファンタジー
「グランメタルオルガンズ」1巻大きなサイズで見る人間が電気を発するようになり、その電気によってすべての機器、交通網、インフラが動く世界。電力の強い者は特別な機械を与えられ、電動警察・EPDとして街の治2024-11-15孤独と欠落を抱えた男女が不器用に支え合う、「汝、星のごとく」コミカライズ1巻
「汝、星のごとく」1巻大きなサイズで見る風光明媚な瀬戸内の島で暮らす高校生の暁海には、不倫をしている父と、父のせいで笑わなくなった母がいる。ある日暁海は、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた2024-11-15生まれ変わったら清く正しく生きる、そう誓った悪役令嬢が現代日本の中年男性に転生
「おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~」1巻大きなサイズで見る悪女と名高いクロエ・デマントイド。死の間際、処刑台の上で「生まれ変わったら清く正しく生きる」と誓った彼女は、謎の声に導かれ、現代日本に転生す2024-11-15玉川徹氏&田崎史郎氏、生放送で国民民主党・玉木雄一郎代表「続投」に疑問…「不公平」「何のおとがめもない…果たしていいんだろうか?」
玉川徹氏&田崎史郎氏、生放送で国民民主党・玉木雄一郎代表「続投」に疑問…「不公平」「何のおとがめもない…果たしていいんだろうか?」2024年11月12日 9時17分スポーツ報知テレビ朝日系「羽鳥慎一モ2024-11-15JFA宮本恒靖会長、代表復帰戦でゴールの伊東純也に「すごく温かく、帰りをお客さんが待ってくれていたんだなと」
JFA宮本恒靖会長、代表復帰戦でゴールの伊東純也に「すごく温かく、帰りをお客さんが待ってくれていたんだなと」2024年9月5日 22時29分スポーツ報知◆北中米W杯アジア最終予選第1戦日本7―0中国52024-11-15「神のみ」若木民喜が描く京大生の学園ラブコメ「ヨシダ檸檬ドロップス」1巻
「ヨシダ檸檬ドロップス」1巻大きなサイズで見る物語の主人公は、1浪の末、京都大学に入学した山川可志夫。頭もよく個性豊かな同級生たちに囲まれたことで、「人より勉強ができる」という唯一の個性を失った可志夫2024-11-15
最新评论